にきび跡を消す治療法に、トレチノインという薬を使う方法があります。

 

にきびは皮脂線の機能が過度になり、毛穴の入口の角質が異常に厚くなって蓋をすることによって起こります。トレチノインは皮脂腺を委縮させ皮脂腺の機能を低下させるとともに、毛穴に蓋をしている古い角質を剥がし新陳代謝を促進し、にきび、にきび跡を消すのです。肌の漂白剤といわれるハイドロキノンと併用することでより効果的とされます。

 

トレチノイン治療法は、角質をはがし、表皮の細胞をどんどん分裂・増殖させ、皮膚の再生を促すことによってにきび跡を消すのです。表皮は、約2週間で置き換えられます。

 

また、トレチノイン治療の方法だと、皮脂線の働きを抑え皮脂の分泌を抑えますので、にきび予防にもなります。

 

そもそもトレチノインとはビタミンAの誘導体で、誰でも血液中にごく微量に流れているものですから、治療によって抗原抗体反応を起こしたり、アレルギー反応を起こすことはありません。トレチノイ治療法は安全ににきび跡を消すことができます。

 

ただし、難治性にきびであったり、胸や背中など広範囲ににきびができている場合には、血液検査やホルモン治療などが必要になることもあります。

 

欧米でトレチノインは、すでににきび治療の第一選択薬となっていますが、日本ではまだ認可されておらず病院での治療でも保険は適用されません。輸入品を使用するか、病院の皮膚科などで処方されたものを使用するかどちらかになりますが、使い始めにかなり激しく皮膚がはがれるので注意が必要です。皮膚科ではなく、個人的にトレチノインを買って自宅でにきび跡を消す治療をする人もいますが、皮膚科の治療を受けることをおすすめします。